ベルリン空輸

 栄養を摂りたかった。
 幼いころ、風邪にかかると母が作ってくれたすりおろしりんごの味が懐かしい。
 コンビニで果物でも調達してくるか――と思ったものの、体が動かない。
 最寄りのコンビニにたどり着くまでに自分が力尽きるのは確実に思えた。
 そこで、昼休み頃、学校にいるであろう友人にメールで救援を要請。
 
 彼が着いたのは9時間後であった。一日バイトだったらしい('A`)
 餓死するかと思ったよほんとに
教訓:いざというときのために非常食を用意しておくべし