自意識過剰というやつか
今日も今日とて隣人は仲間との談笑に励んでおります。
時折、壁越しに笑い声が聞こえてきます。
傍から聞いていると、何やら人を小ばかにしたような笑い声に聞こえます。
そんな時、私はきまって「俺の悪口を言っている!」と邪推してしまいます。
何の接点もない私のような者をわざわざ笑いものにするほど彼らも話題に飢えてはいないだろうとも
思いますが、生理的に気になってしまうのです。夜のあいだじゅう部屋の灯りが消えないとか、オナニー
のときのあえぎ声がうるさいとか、心ない噂話が彼らの間で囁かれていることを想像してしまうのです。