大学前のコンビニ
入ると、常に商品入れ替え中。ただでさえ狭い通路を、商品かごが塞ぐ。
店の奥の棚の前で店員が延々と商品の配置がえを続ける――どいてくれ。
店員同士で談笑。客への挨拶など不要。
その程度は、日常茶飯事なのだ。
これまでも苦々しくは思っていたが、さすがに今日という今日は堪忍袋の緒が切れた。
店長(と思しき男)が、通路を塞ぎつつ伸びをしながら私に横目でガンをつけたのだ。
――何なんだ、あの店は。客を何だと思っているのだろうか。
別に、コンビニに心温まる接客など求めてはいない。
客を不快な気持ちにさせぬ程度の、最低限の常識的な態度さえ備わっていれば、私にも不満はない。
ところが、残念なことに、あの店にはそのような最低限の常識すらないのだ。
もはやあの店は利用すまい。
私は、以後、あのコンビニエンスストアにおいて商品を購入しないことをここに宣言する。
少々遠回りすることになっても、他のコンビニを利用した方が精神衛生上好ましいというものだ。