携帯電話を耳にあてがいながらであれば、どんなに支離滅裂な独り言を口走っていても、周囲に訝しく思われることはないのであろうか。 一度試してみt――たいとは思わない。
結局、地球は滅ばなかった――のではない! 地球は確かに滅んだのだ。 そして、何らかの形で残存した私の意識が、在りし日の地球を形作っているにすぎないのだ。 荒ぶる台風、眼鏡をかけないとあまり見えない目、食事しないと不満をたれる胃袋。 いまの私を取…
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